ブラ○モトシ

ISO400 F8 1/125

僕がいきなりハッセルを買った理由

20150219 Hasselblad500C C-Planar80T fomapan100-4

結構衝動的だったのでここで整理してみよう。

  1. もともと中判がほしかった。

家にブローニーフィルムが何本か転がっていて使わないともったいないなーと。
ちょうど中判がルビテルしかなく、でもあれは光線漏れとか平気でするからいやだった。

  1. フジのGSとかGAとかゼンザブロニカとか

どうせ買うならそこそこのがいいなと。
GA645とか押すだけだしいいなー
バケペンとかデカイのはRB67でこりてたから。

  1. 手軽なRFか、一眼か。

ブロニカRFとかフジとか、RFは軽そうだしいいなと思ったけど、、

  1. でもまぁライカで事足りるし。

なんでライカで事足りるかって言うと、ライカは良いから。出てくるものも良ければ使っていて良いし使いやすいし、第一気分が良い。

  1. どうせ買うなら良いやつが良い

借りにゼンザブロニカを買ったとしたら、あぁハッセルいいな、いつかはハッセルとなると思った。

  1. ライカは街以外だと使わない

ライカはいかにスナップを素早く撮るか、という事だけ考えて手に入れたのであれを持つと素早く撮る撮り方以外考えてつかないって言うか体が勝手に速写する。
里山や街道脇でじっくり撮る気にならない。
10時間近く持ってて撮るのは20枚足らず…。

あれ?

  1. 枚数は撮らない
  2. じっくり構図を考えて
  3. 一枚一枚大切に撮る
  4. 中判で一番良いやつ

ほらここまで来たらハッセルかローライしかないでしょw
二眼レフはやだったからじゃーハッセルかと。

ここにたどり着いたのが3日前くらい。
そこから一気に調べた調べた。
ラインナップとか使ってる写真家とか。
そういえば森谷さんもハッセル使ってたなー(ライカのところしか見てなかったw)
いいな。
なんていうか、これ結構大きく引き伸ばしたら何気ない写真もかっこよくなりそう。

息子の成長は今しか撮れないし、だったら納得できるカメラで撮りたいよなー。

で、、ここまで来たらフジとかゼンザブロニカとか目に入らないw

気が付いたら右手にライカ、左手にハッセル持って皇居のお堀で試し撮りしてたよ。
http://instagram.com/p/zRumfspx6F/


ただやっぱりいつものクセでシャッターチャンスがあるとつい撮ってしまう。
目の前で「バシュコン!」って撮られたら驚くよね^^;


で、感想は「まぁ、こんなもんかな」って感じ。ライカの時と違って欲しくなってからが早かったから、それと中判はマミヤRB67で撮ってたから精細さとかはわかってたし。シャッター音も豪快だし。
ただ4キロ近い重さのRB67に比べてこっちは1.5キロ弱。1キロ弱のMライカと比べても少し重いかな?くらい。

だからもうこれはたくさん撮って良さを発掘してこうって感じ。

とか言って何気ないお堀の写真に1人ニマニマしてしまったのはまだ気が付いてないけど、おそらくこれがハッセルマジックなんだと思う。

20150219 Hasselblad500C C-Planar80T HP5Plus-3
巻上げの時欠けちゃったり、被写界深度浅っ!(ていうか顔がwww)とかまぁ慣れるまで大変だけど、とりあえず接写用のプロクサーほしいかも^^;

まさにその一瞬は闇の中~ハッセルでスナップを撮る~

20150219 Hasselblad500C C-Planar80T HP5Plus-2

忘れないうちにメモをしておくってのは上達の第一歩なわけだ。
ので、メモ。

12枚しか撮れないカメラで一発勝負のストリートスナップというのもなかなかスリルがあって面白い。
更にマニュアル機で動いてる物を撮るとなるとスポット測光もできないから経験と勘がものを言う。

まぁこれはあたり前なんだけど写真、特にスナップが面白くなるのは晴れた日の朝方と夕方。
さらに冬は空気も澄んでチリホコリがないからスキっとした写真が撮れるわけだ。
まずは晴天の休日に感謝。

時間は午後4時、日没まではあと1時間程度。
1時間あれば時速6キロで6キロ進める。
ただ実際に写真を撮りながらだと時速は2~3キロと行ったところになる。
あと2、3キロで何が撮れるか。斜めに入った陽の光、冬枯れの木々、走る人々。
方角は西向きに歩いてるので完全に逆光、背景の露出より1と1/3から2段は明るくしないと逆光だと厳しいかな。幸いフィルムはISO400。
EV15、メインの被写体はEV13といったところか。
ランナーはみんな進行方向にしか走っていないから逆向きに走ってくる自転車をメインにすることに決めた。それまでF11の1/250で撮影していたので2段上げてF8の1/125。
距離は無限遠で買ったばかりでフードもフィルターもないので木の枝を使ってハレ切り。

ちょうどよい木のそばに立って構図はOK。
ランナーをメインにしても良いけどかなり近くを走ってくれないとそこそこの大きさには撮れなそう。
そこで数人のランナーをバックにして予定通り正面からくる自転車を待つ。

で、一枚。
バシュっと音を立ててブラックアウト。さらにハッセルはミラーが復帰するわけではないので巻き上げるまでは真っ暗。まさにその一瞬は闇の中。
スナップには全然向かないけど思い出を封じ込めるには最良のカメラかもしれない。。。

で、結果・・・前ボケwww
DOF浅いな~^^;

後学の為にチェック。
プラナー80ミリで後端を∞にすると・・・最短は・・・7mww
それはボケますな~
F16まで絞ってギリ3.5m。
まぁ80ミリだもんそうよね。
F16で同じ露出を得るには1/30。これだと確実に被写体ブレですね。
だったらば完全にシルエットにしてしまうという手もある。
これならF16でなくてもOK、一段あげてF11の1/125。
でもやっぱりメインの被写体が真っ暗な雰囲気だけ写真は嫌なので、この場合の正解は、、、
今回の1枚も正解の1つだし、逆にシャッターの辺りを付けて3~4mに置きピンでもよかったか。
でも背景はパリッとだしたかったしね。

一段下げて後は覆い焼きって手もあったか。

とかまぁそんな感じです。