ブラ○モトシ

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ブラ○モトシ 坂道編 vol.1 文京区 逸見坂

逸見坂

白山4丁目32と34の間


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白山神社裏門の南、小石川御殿町と指ケ谷(さすがや)より南へ御殿町へ上る坂あり、 逸見坂といふ、 旧幕士逸見某の邸、 坂際にありしより此名に呼ぶなり」(『東京名所図会』)武家屋敷にちなむ坂名である。 このあたり 「旧白山御殿町」で、逸見坂はその北のはずれにあたる。         
町名の由来は、 白山御殿( 後に五代将軍になった館林侯綱吉の屋敷 )からきている。 御殿廃止後、 幕府の薬園(現在の小石川植物園)となる。 坂の西側の「本念寺」には、 蜀山人(太田南畝(なんば゛))の墓がある。

標識より

遠い先に御薬園、武家地の北の端「逸見坂」

「ついに」というか「とうとう」というか坂に興味を持つ日がやってきました。
もちろん新訂版 タモリのTOKYO坂道美学入門の影響もあるにはあるのですが、この本を見てもっと美しく坂道を撮影できないだろうかと言うのが発端でもあります。

ちょっとだけ坂の楽しみ方が分かってきた気がする。

一言では言いきれないですが、坂は上り下りしてみないと魅力がわからないということだけはわかりました。
まずは初心者ですから、数本上ってみて感触をつかんで行くことにしました。

その中で「おっ♪」と思ったのが文京区白山にあった「逸見坂」です。

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この坂を上りきると「御薬園」、今の「小石川植物園」があります。
坂の中腹から段々と植物園の緑が頭を出してきて、なかなか風情がありましたね~。
基本的に住宅地の真ん中を走っていて、両脇は一軒家、マンションなどが立ち並んでいました。
江戸時代の地図ではほとんどが武家屋敷。と言っても下級武士の家が並ぶ地域だったんではないかと思います、この辺りはもう少し勉強しておくとして。。。

逸見坂といふ、 旧幕士逸見某の邸、 坂際にありしより此名に呼ぶなり
の逸見さんのお宅が見あたらないんですよね~古地図でも。
綱吉の御殿があった白山。元禄のころから幕末まで200年近く経ってますから、最初の頃には逸見さんが住んでてそこから名前をとったのかもしれません。
ちなみに「へんみ」で「いつみ」ではありません。

坂撮りのこと

風景ということで広角で撮りたくなるところですが、風景がゆがむのもなんなので、こう、、切り取る感じで今後もいこうかと。
最終的にKXのデジタルフィルターに頼ってみたんですが、雰囲気はでたかな。なんて思ってます。
でもやっぱり上り下りする人は必ず入れておきたいですね~だって坂だし。
ということで「坂道編」も良い坂を見つけたら続けてきたいと思ってます。