ブレッソン、つまらない写真
今朝届いたブレッソンの写真を早速めくってみた。
おおっと。
ついさっきまでまじめな方のフォトエッセイブログを書いていたせいか、堅い書き出しになっちゃった。
息を吸って、リラックスリラックス。
ふー。
ええっと、そうそう、ブレッソンさん。
うん。すごかった。きちんと見たらすごかった。
緊張感が違う。
もうひとつ、コレが戦前の写真か?というキレ。
それからもうひとつ「きちんと考えて撮っているんだなー」と感心した。
偶然出くわしたような場所でもちゃんと考えてるんだな、さすが神様。
でも、神様だって64枚の写真を2本のフィルムで撮ったわけじゃない。
1930年代から90年代までの写真が並んでるわけなんだけど、約60年で64枚。
1年に1枚の計算だ。
決して不可能じゃない。絶対自分にだって出来る気がしてきた!
70で死ぬとしてあと35年あれば半分位できるかもしれないし。
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冒頭の一枚。
おそろしくつまらない写真でしょ。
誰もが撮る、新しくなった東京駅。
携帯でもスマホでも、コンデジでも一眼でもみんなが撮ってた東京駅。
じゃあ撮らないかっていうと、、撮りますよ。
撮りたいもん。
で、構えた瞬間、っていうか構える前、いや通りかかる前、見えてきた辺り、東京駅に行くって思った時、新しくなったらしいから今度行ってみようかなと思った時ぐらいから、僕はこのつまらない写真を撮ることは確定していて、その予測事項を見事に果たしたのだ。
今回の1本目はあまり良い1本にはならなかった…。
けど、こうやって撮りたいものを撮るってのは良いことだし、写真にリズムが出るな~と一人感心したのだった。
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僕が買ったのはこれ。
小さいサイズで見やすいし安いし。よかった。
装丁は期待してなかったけど、意外としっかりしてたし。
なにより良かったのは、縦の写真も横の写真もページいっぱいになっていたところ。
もちろん縦横クルクルしながら見なくちゃいけないから疲れるんだけど、それをしてなかったら大きいのと小さいのがあって、なんかやだもんね。
色んな有名写真家のシリーズがあるんだけど、他もほしいな。
写真集の装丁っていいよね。洋書だと更になんかイイ気分。あ、上の画像は日本版だ。
僕は何の気なしに買ったから洋書版が届いたよ。
カタカナがないだけなんかちょっとかっこよかった。
そうそう。
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アラーキーさんの新しいらしい写真集。
これ、すごかったわ。