次の街まで / カラーラボスキャンの落とし穴
本来ならmotography -b&w snap in tokyo-で一筆書き添えたい一枚だったんだけど、残念ながらカラーネガで撮影してしまったので、こちらで。
もうひとつのブログでは一枚の写真からストーリーを考えたり、なんとなく湧いてきた気持ちとかを僕なりに真面目に綴ってます。
この中ですごく気に入ってるエッセイ(自分でエッセイって書くと変な気分)があります。
それがこれ→はじめまして、さようなら - motography -b&w snap in tokyo-
なんか書くまでに2ヶ月近くかかったんですが、こう考えられるようになってムニャムニャ…。
まぁあんまり多くは語らない方がいっか。
森山大道 路上スナップのススメ (光文社新書)では大道さんは「気になったら撮れ、心が動いたら撮れ」という言葉と共に「こんな風にとろうなんて思うな」というようなことも書かれてました。
僕は大道さんの写真のトーンがそれほど好きではないんですが、さすがスナップにこだわっている人だなと「ふんふん」と読んでしまいました。
この時もそんな感じでした。
motography -b&w snap in tokyo-ではきちんとした文章を心がけているのでよろしければご一読下さいませ。
カラーラボスキャンの落とし穴
先日なんかポポーン!と買ってしまったライツエルマー50/3.5。
シリアルナンバーを見てみると1935年に製造されたものだということがわかりました。
おっと、固く書きだすと戻しにくいな。
それで、何がすごいってとりあえず80年近く前に作ったんだよねこれ?
みたいな骨董的な所有欲を満たしてくれるんですね。はふー。
で、そんな大昔のレンズですのに、なんですかこの写りは!っとこの3週間ほど写真撮っては「ほれぼれ~」っとしているわけです。
とりあえず大好きなアーティストのシグネチャーモデルのギターを手にしてなりきっている中学生とおんなじ気分です。
もう、これで撮ってる時は偉大なアーティストの仲間入りをした気分に浸れます。
で、カラー
そんな昔のレンズですから、そもそもカラーフィルムなどないわけで、それ用のコーティングなどもないということですので、そんじゃあどうなるんよ!?と確かめた1本だったわけです。
それでちょっと面倒だからラボでスキャンまでお願いして返ってきて「げんなり」。
画一的でベッタリとして…何これ?
あんまりラボでスキャンすることも無くなったんだけど、改めてみて「あーやっぱ昔のレンズにカラーはあわないのかなー」とか思ってたんですがもう一度自分でスキャンしなおしてみると…。
あ、ましになった。
最初の一枚はもともと比較的ましだったので、わかりやすいのを1枚。
それから、、、
もちろんこれはラボが悪いのではなく別に特に注文もしないでオートでお願いしてるからこうなってくるわけなんだけど、上の頼んだ方の画像はもはや「何で撮っても同じ」って感じ。
みせかけのシャープネスっていうの?
直近で頼んだナチュラとかペンタックスとかみーんな同じ感じね。
いや、まぁそれなりに違うんだけど、どこか「キレイに撮れてますねゾーン」にスポイルされた感じよ。
カラーフィルムをモノクロにしても。
そうそうタカヒロさんとそんな話してたんでここで1つ。
何がイマイチかというと僕的にはグレーがちゃんと出ないので白と黒が「しろ!くろ!」って感じになっちゃうとこが嫌です。階調が豊かでないっていうの?
モノクロのフィルムはここんとこがキレイに出ます。
なんで、がんばって8日間待ってて下さいね。
※黒白フィルムは小さい現像店では現像してくんないので集中ラボに送られるから時間がかかるのです。だから自分でやると楽しいのです。