はじめての静止現像 FujiNeopanSSをKodakD-76で
そろそろ現像も90回目になる今日この頃。
一応毎回メモって(というかツイートをして)それを保存していってるんですが、なんかこうたまたま「静止現像」ってのに目が行ってしまってですね、木村伊兵衛さんもやっていたってなことで作例などを見ると「おお、伊兵衛さんぽいやないかい」となりまして、早速やってみました。
で、ただD-76でやっているという情報がなかったのでものは試しと思って撮影済みのネオパンSSが転がっていたので、何撮ったのかも覚えてなかったものですから、これでやってみようと。
で、さっそくデータシートを探して通常の現像時間が9分半だから、これを6倍に希釈してみるとそれにだいたい5倍くらい・・・・・・・・・・。
ああ、面倒くさい。
およそ1時間でいいでしょう。僕の勘は1時間と言っていたのでそれでやってみました。
結果は、ほうなかなかいいじゃないですか。
静止現像とは!?
普通現像する時に、タンクを撹拌するんですが面倒くさいので撹拌しないで放置しておくやり方です。
撹拌しない分、長時間ほったらかしておけ。ということです。
では、時間をかける分のメリットはというと。
- ハイライトを抑える
- シャドーを立ち上げる
- シャープネスを上げる
と、そんな効果があります。具体的にはなんすかね?
これ、ベースの音で表現するのが簡単なんですが、ハイのシャリシャリした倍音とローのブーミーなところを上手いことカットしておいしいところを残す。ってな感じですね。
わかんない?わかんないですよねw
まぁあくまで今回の結果でいうとですね。
シャドーが立ち上がった分、濃いグレーのところがですねグググっっときますね。
僕の好きな感じです。
ただね、これ、多分D-76は向いてない気がしますね。
だから情報もないんかw
あとね、このフィルムはエルマー35を買ったばかりなのに仕事が忙しくって「撮りに行きたいよー」とダダをこねながら家中を撮っていたフィルムでしたw
ダダッコなんで、天井とか障子とか箸にも棒にもかからない写真がいっぱい。
それがこういうテストの時に役立つんですねー。
ええと、噂ではT-MAXdevとかローディナルって現像液でやると良いようですね。
Flickr: The Tri-X ❤ Rodinal Pool
トライXとローディナルの組み合わせ同好会みたいなフリッカーグループがあったんで好きな人は好きなんですな~。
いや、しかし、これ。
現像液の消費も少なくて済むし、好みになるならいいかもしんないな~
ところで「静止現像」は「現像液の能力いっぱいいっぱい現像する」という方法だそうなので、ある一定の時間以上は長くなっても変わらないそうです。
で、今回も試しに適当に1時間放置してみたんですが特に液温も計らずに適当にやりました。
ある程度公開されてる処方でやるともっときちんとした効果が出そうですね。
問題のシャドー潰れ系レンズ*1で試してみたいな。
*1:VoigtlanderのSuperWide-Heliar