ブラ○モトシ

ISO400 F8 1/125

スナップ写真を見る楽しみの一つに「バランス」があることに気がついた

2013 0530 Leica Leitz 3C elmar 50 fuji neopan 400 presto  019

LeicaⅢf elmar50 FujiNP400PR/SPD stock EI1600 23C 7min


最近自分が良いなーと思える写真の秘密について考えていて、ひとつ辿り着いた結論がある。

それは「スナップ写真におけるバランス」だ。
バランスというか、キャプチャーした中の被写体達がなんらかの比率でバランス良く配置された瞬間こそが「決定的瞬間」なんじゃなかろうかと、気がついた。

その中には目を引く主題はあるにせよ、それだけで構成されているものじゃない気がする。

そんな中でいままで僕が撮ってきたなかでバランスが良いなーと思えたものが何枚かある。

最初の1枚がそうで、人物の置かれた位置がなんともいえず心地よくて好き。

2013 0808 leica minilux arista premium400 d76 026

Leica minilux AristaPR400/D-76 1+1 EI400 18C 10.75min

2枚目は隣のホームだから40㎜で結構引き気味なんだけど、人々それぞれの動きと配置が楽しい。
それを俯瞰して見ていると、それぞれの人はそれぞれ何してるかなど把握していないだろうに、おもいおもいに動いてる様が好き。

2013 0820 leica3f elmar50 acros100 ei50 microfine 035

LeicaⅢf elmar50 FujiNP100AC/Microfine stock(1st) EI50 20C 9min

三枚目は最近の一枚で、欲を言えばもう若干左よりに構図がとれていたらと思ってるんだけれども、とにかく左の女性の白いハーフパンツと右の女性の白いハイソックスが今にも合体しそうな、なんかそんな一瞬。ローファーに白のハイソックスが良いよね、ただ撮っている時も撮ったあともそんな人がいるとは思いもよらなかったけれども。

上の2枚ほどは気にいってはいないけど、とにかくそういったことを狙っていたことは間違いない。



「決定的一瞬」というのは何も事件や事故だけでなく、ましてや誰かが飛びはねた瞬間でもなく、何気ないそこら辺にも転がっているのだなと思うと益々力が入りますね。
こういった瞬間を撮るときにはメインの被写体しかまだ見えていないので、もう少し全体をいっぺんに理解できるような観察力が欲しいものです。