ブラ○モトシ 東海道編 五日目箱根湯本~三島#6 三島宿到着!
【あらすじ】
東海道を歩いて京都まで行く(いつの日か)ことを目標に始めたロングぶらり。
早朝6時箱根湯本を出発、正午に芦ノ湖畔に到達し箱根峠を越えました。
そして一路三島を目指して下る東海道。そろそろ三島に着きたいぞ!
現在地はここ!
デジカメのGPSでログをとってみました。
今回はキレイな旧街道の軌跡。うん、満足。
これまでのログはこちら。
一日目 日本橋~川崎宿 全5編
二日目 川崎宿~戸塚宿 全6編
三日目 戸塚宿~大磯宿 全5編【四日目】
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ブラ○モトシ 東海道編 四日目大磯~箱根湯本#4 小田原宿 - ブラ○モトシⅢf
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ブラ○モトシ 東海道編 五日目箱根湯本~三島#5 進め!箱根竹トンネルといろいろゾーン - ブラ○モトシⅢf
ダイジェストムービー
ダイジェストムービーを作ってみました。ダイジェストムービーモードという機能で撮ってます。
今回はですね7分目からの道に迷ったことを知って呆然とする10秒間がオススメですw
行き止まり!
山中城址の駐車場に売店があってところてんとかあるよ、と下調べしてきて楽しみにしてきたのに、なんかお店は閉まってました。正確には開いてるけど人がいない。
んー。
さて、次に目指すは芭蕉句碑「霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ面白き」です。
ここを抜けると句碑だぞ、というところでなぜかフェンス。
警備のおっちゃん。どうも行き止まりだそうです。
え、街道行き止まり?
なんか今日なんか僕1人しか歩いてないのに?
まぁ、ダメなもんはダメそうなので迂回路っていうか国道を歩きます。
めんどくせ―。
と、思った矢先になんかの碑発見!とりあえず撮影。
菊池千本槍の碑です。
その昔、建武の新政のころですね、新政軍と足利軍が戦った時、もう武器もなくって3000人も相手がいてニッチモサッチもな菊池氏1000名は、そこらの竹の木の先に短刀付けて戦って、これが槍の元祖。という話。
ただ、箱根竹の下の戦いの竹之下ってもっと足柄峠の近くだよね?
各地で戦闘があったらしいから、ここでもあったのかな?
とかいう疑問がわいてきます。
とりあえずその場で記録だけして、後から調べるのも楽しいもんです。
あ、それでぐるっと回ったらあっち側の出口にあたる所にありました。
「霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ面白き」
意味はですね「霧で富士山見えないんだけど、こう、なんか見えてる風に妄想するのもいいよね」という感じですかね。とんだポジティブ野郎なんですが、いいですねー。そういうの。
出典は「野ざらし紀行」。おくのほそ道よりも前の江戸から伊勢方面への紀行文です。
笹原の一里塚
あれ?ここら辺と聞いてきたんだけど、
なんか作ってる?
おお、橋ですか。そこら辺に警備の人がいっぱいいるんですよー
ただねー歩行者僕だけじゃないですかー(そんなこともないのかもしれないけど^^;)
いちいち寄ってきて「危ないよーきをつけてー」と声をかけてくれるのがイタタマれなくて足早に通り過ぎちゃって、一里塚を見逃したよという話です。
こわめし坂
民家の裏手まで下りてきて、ここらでようやく山林を抜けたって感じ。
この後約650mに渡って急こう配が続く「こわめし坂」です。
あんまりにも坂が急で長いもんだから、背負ってた飯が炊けてたとかで「こわめし坂」。
でも、こわめしって硬い飯ってことでしょ、あれか、炊け過ぎで硬くなったか。
まぁとにかくですね、最初舐めてたんですけど、本当でした。
いや、飯は背負ってないんですけどね。
とりあえず石畳が終わってアスファルト♪
かと思ったら結構下りは脚にくのね~
ちょっと行くとなんだこの角度。
いったん振り返るも急過ぎて入り口すら見えずw
で、あとはここらで終わりでしょ
いやいや、もう終わるでしょ
え?まだ終わんないの?
あそこで終わんなかったらウソでしょ。
で、ようやく国道に出てきましたとさ。
これ上ってみたいなー。ここだけ上りに来てもいいけど、近くに駅がないからやっぱ復路のお楽しみにしておきます。
グーグル先生は6分と言ってますが下るのに12分かかりましたw上りは3、4倍かかりますでしょう。
松雲寺と明治天皇
さて、三島路も長くなってきました。
こわめし坂を下って、町に入り、到着したのが松雲寺。
ちょうど良い所にあるこのお寺。往時もそうだったようで「寺本陣」として諸大名の休憩所として利用されていたそうです。
休憩ときたら、明治天皇。
はい、明治元年、明治天皇が休憩されたとされる石です。
ここに座って富士を眺めたと。
その風景がこちらですね。はい。
しかし長いです三島路。
ここらで少し先まで飛ばして錦田一里塚に行きましょう。
錦田の一里塚
ということで、一里塚まで来ました。
ここまでもまぁまぁ色々あったんですがね、一番は最後のタオルを落としたことでしょう。汗をぬぐうものもございません。
ここまで下りてくると街って感じになってきて、行き交うご老人に「山下りてきたのかい?」と聞かれまして「かくかくしかじか」と言っておいたんですが「山から下りてくる」ってのが普通に会話に出てくる感じがいいですねー。
ゴール!三島大社到着!
一里塚を後にして、またいくつかの坂を下り、出会ったのが東海道線!
小田原で別れて以来の線路になんか感動。
あの橋を越えると三島宿です。
おおお、
おお、
やったー!!
ということで無事目的地の三島大社に到着しました。
時刻はちょうど17時。6時に出発して11時間で到着です。
いやー歩いた歩いた。
往時はですね、山越えを終えた人々で三島の宿は大変にぎわったそうです。
なんといっても三島女郎衆ですね。
ノーエと行きたいところなんですが、そうもいかんので、温泉につかって癒されたいと思います。
農兵節
富士の白雪ノーエ 富士の白雪ノーエ
富士のサイサイ 白雪朝日でとける
とけて流れてノーエ とけて流れてノーエ
とけてサイサイ 流れて三島にそそぐ
三島女郎衆はノーエ 三島女郎衆はノーエ
三島サイサイ 女郎衆は御化粧が長い
御化粧ながけりゃノーエ 御化粧ながけりゃノーエ
御化粧サイサイ ながけりゃ御客がおこる
御客おこればノーエ 御客おこればノーエ
御客サイサイ おこれば石の地蔵さん
石の地蔵さんはノーエ 石の地蔵さんはノーエ
石のサイサイ 地蔵さんは頭が丸い
頭丸けりゃノーエ 頭丸けりゃノーエ
頭サイサイ 丸けりゃからすが止まる
からす止まればノーエ からす止まればノーエ
からすサイサイ 止まれば娘島田
娘島田はノーエ 娘島田はノーエ
娘サイサイ 島田は情けでとける
さらに熱海でグリーン車に乗り換えて、小鯵押し寿司とハイボールで祝杯。
嗚呼、楽しかった五日間。
当初の目標は「三島くらいならいけるかな?」だったので、十分な達成感です。
んが、最終的な目標は京都三条大橋ですし、さらに言うとそこから帰ってきたいですから、それらは今後の課題ということで、、、お疲れ様でした。
ひとまず完。