Snap #171 降りてくる日、来ない日
シャッターは心のバロメーター。
雨の日に撮影が進まないのは、水滴のせいでも、露出のせいでもなく、
気圧がグーンと下がって、気持ちがググーっとふさがってしまうからだ。
反面、晴れの日は気分も上がって、汗もかいて、シャッターは進むけど、
思ったよりも強いアスファルトの反射に、オーバー気味のネガを量産してしまって、
これは現像が悪かった、とか別のせいにする。
そのどちらでもない時。
昼下がりの日光は強い中にも少しだけ柔らかさが出てきて、
まだ沈むとは行かないけど、真上にあった時よりは少しだけ優しくなってきた瞬間。
そういう瞬間に良い写真が急に生まれる、しかもたくさん生まれることがある。
個人的見解で行くと「6月は良い写真が生まれる月」。
祝日はないけど、ビバジューン。