いまふたたびのエルマーへ
写真とりにいくぞーっとなった時に楽しみなのは、カメラ・レンズ・フィルムの組み合わせを考える事、
って人も多いと思う。僕ももちろん同じで、毎回楽しいのです。
最近、久しぶりにドライボックスの奥に追いやられた、小さなレンズに気が付きました。
彼の名は「エルマー50ミリ」。
僕が初めてライカに触れるきっかけを作ってくれたレンズでした。
手にした当時から魔法のようなレンズで、僕のエルマーが状態が良いとか、悪いとかそういうことは良くわからないのですが、
とにかく、これを手にした時はついに買っちまったなーと思ったのを良く覚えています。
そして写真を撮ったわけですが、これがまた、、、
あ、ちょっと思い出にふけってしまいました。
トラディショナルなモノが好きな僕としては、とにかくすべての風景をノスタルジックに変換してくれる魔法のエフェクトレンズ、
という感想でした。
やわらかいのにきちんとしたシャープな線。
フィルムからスキャンした時に、他のカメラ、んー並のレンズだとシャープネスをかけないと、ちょっと仕上がりが不安になることもありますが、
このレンズはそういったことをしなくて良い。
しかも、コントラストもグラデーションもナチュラルに良いので、ほとんど調整をする必要がないのですね。
なんというか、写真を撮ることに専念できる、っていうんですかね。
ポジで撮ってもこの通り、全然破綻なく。
逆光のポートレートもものともしない。
つまり何かと申しますと、
「もっとエルマー使うからごめんね」ということなんですね。
3年近く熟成してしまった名レンズっ!やっぱりバルナックに装着して使いたいですね。ヌーキーも付くしね!