ブラ○モトシ

フィジカルグラフィティ

伊豆でズミタール、イズミタール、いずみたる。

20180607 LeicaM4-P Summitar50 NP400 D76_019-2

僕のズミタールは1950年製。
エルマー・ズマーとズミクロンの間に位置するブリッジレンズだ。

そんな物言いに、イラっとしたならあなたはズミタール好き。
そう、ズミタールは良いレンズだ。


Summitar50

なんなら僕は、ずーっとこのレンズの良さを知らなかった。
それを知ったのは伊豆に来て、積極的に撮るようになってからだ。

一枚目のアザラシは下田海中水族館のザッシー。
そんな名前かはわからないが、水にプカプカ浮いて気持ちよさそうだから撮った。

今でも覚えているF5.6。
僕は基本1/125のF8にしていることが多いので(バルナックだと1/100でF9か)、
この時はべったりしてしまうと、アザラシの質感がでないかなとか瞬時に考えたとか、
カッコつけるわけじゃなくて、本当はずっとプカプカしててーという気持ちで撮った。

いいねーキリッとした質感。

で、これをエルマーとかズミクロンで撮るとどうなるか。なのだが。

エルマーで撮ると

2013 0821 leica3f elmar50 np100ac microfine 020
エルマーは大変優秀なレンズだ。
ところでレンズはもちろん個体差があるから、一概に言えないのであしからず。
あくまで僕の持っている中での比較ですからね。

で、エルマーは優秀なのね。
絞るとパキっと写る。逆に開けると不思議なクラシック感がでる。

2013 0516 canon l3 elmar50 presto ei200 d76032
これ同じ5.6(ていうか5.6ではないな。なんだっけ。6.3ですね)。
ちょっとこう、まだフワっとするというか、ピント面はきちっときてますけどね。
フワっとするね。

フィルムとか現像方法とかボディが違うから、ちょっとその辺りの差はありますけどね。
やっぱりフワッとした要素が多そうな。

ズミクロンで撮ると

20190114 LeicaM4-P Summicron50 TX D76 1+1 22C 0845 011

これはイズミクロンで宇佐美海岸です。
ズミクロンは絞ると全体的にギャリンギャリンするのが、少しきになるわけだ。
F4あたりまで開けられると、こうピントはギャリと背景はふわりとして、ドンシャリな感じになるのだ。

しかし、前述の通り1/125・F8・ISO400が基本なので、ちょっとF4にするのは面倒臭いのね。

20131219 LeicaM4-P Summicrom50 400TMY TMD ei800 018
それが、うーんとこんな感じか。
見つけてすぐ撮るスタイルだから、F4とかはきついのだ。ピントがずれる、確実にずれる。

そんなわけでズミター

20190310 Leica3f Summitar50 Nooky PR400 D76 1+5 standdev 019

伊東の東海館で撮った一枚。
ヌーキーを使っての接写です。
いいね、ちょうどいいね。ちょうど良いのよ。

伊豆の湿気とズミタールが。

20190310 Leica3f Summitar50 Nooky PR400 D76 1+5 standdev 018

これも東海館で撮ったよ。
逆光で開放にしたら、どれだけ破綻するかっていう意地悪な撮影をした。
ピントを取るのに、バルナックのあの小さい窓みながらプルプルして撮った。

しかしまぁ、破綻どころかきちんとピントがフィルムに残ってるじゃねーか。
思わず口調も荒くなるぜってなもんで。

つまり、伊豆の海風とズミタールは相性がよく、これを「いずみたる」という動詞に集約する。

海風に 腕が震える いずみたる


という話。