モノクロネガフィルム自家現像 比較検証 撮り比べまとめ 後編 ~コダック他~
先回、富士の三種類のモノクロフィルムの感想っていうか持論?
展開してみました。
モノクロネガフィルム自家現像 比較検証 撮り比べまとめ 前編 ~富士フィルム~ - ブラ○モトシ2
今回は後編。富士フィルム以外のコダックなどのフィルムを検証!
例によって長いから興味がある人だけ続きをどうぞ~
今回検証したのは、、
KODAK T-MAX100
KODAK 400TX(TRI-X)
KENTMERE PAN100
KENTMERE PAN400
ILFORD FP4 PLUS125
FOMA PAN100 CLASSIC
以上6本です。
んとねー先に富士の感想だけ羅列してみます。
持論だから世間的な評価と相違があるやもしれませんのであしからず。
- FujiNeopanSS:軟調(コントラスト低い!)、さっぱりすっきり、のっぺりグレーっぽい昭和。
- FujiNeopanAcross100:コントラスト適度、シャーーープネス!うん、くっきり♪
- FujiNeopanPresto400:適度なコントラスト、適度な粒子感(つぶつぶ感ね)THE白黒。
さすがの日本製。あぁまさに日本の情景を切り取るにピッタリ!
素直、正直者!もう、本当真面目な日本人の作る感じ~
では、それ以外のあまり真面目じゃない国(失礼!)製のフィルムいってみましょー
KODAK T-MAX100
D-76(コダックの現像液)で現像したらイイ感じじゃないから、新しい現像液つくっちゃおうぜ、お~い!な、現代的モノクロフィルム。その作っちゃったT-MAXデベロッパーは試してないんで、なんとも言えないけど、、、なかなかのコントラスト!だけどなんかノッペリな中途半端ちゃん。シャープネスはくっきり。ジム。作っちゃったのはコダックがですよ。
KODAK 400TX(TRI-X)
ココココ、コントラスト間違ってません!?的な、コントラストくっきりちゃん。だけどやり方によってはさっぱりも行けるし、くっきりも行けるし、頭でっかちかと思いきや、意外と適応能力のある切れ者。
シャープだし、世界のモノクロファンに愛される素敵なフィルム。
このフィルムが無くなったら、、、、、どうしよ!?
増感現像をするとシャドーがふっかくなって、これまた味のある一枚ができます。
滑らかなトーン、、あぁ勝手にほれぼれ。
あと、コダックはT-MAX400とカラー現像処理ができるBW400CNてのが他にラインナップであります。
BW400CNは「普通の写真屋さんでモノクロを現像してほしーよー!」って時用。
写真屋さんがそもそもないので、素直に自分で現像しましょう(←ちょっと最近できるようになったからってw)
はい、ではここから魅惑の(当人比)ヨーロピアントラディショナルフィルム!
富士とコダックに比べてその他のフィルムの方がラティチュードせまし!ってのが僕の見解です。それだけに露出がピタッとハマるとい~い感じになるんだなー。
KENTMERE PAN100
ケントメアって読みます。イギリス製、下述のイルフォードに吸収されちゃった、モノクロ印画紙&フィルムとかメーカーです。フィルムの箱のフォントにやられます。
かっこいい!気分は英国紳士。か?特徴は「え?ISO100なのに粒粒しすぎじゃないっすか?」です。英国紳士にあるまじきお下劣な粒粒感を演出してくれますが、僕は好きです。
(お下劣ってこたーないかw)
現像時間がおしなべて長いのはコレ如何に。
KENTMERE PAN400
400になると粒子がかなりゴツゴツでてきますね。う~んたまらん。
僕はとても好きです。裏表あっていいですねー。
基本はすっきりさっぱり撮れるんだけど、シャドーやグレーからブラックへのトーンの変化、階調っていうんかな、がステキ★
ILFORD FP4 PLUS125
イルフォードさんもこれまた英国出身です。
国内でも色々な種類が買えるんですけども、普通のとデルタってのがあって、僕はデルタシリーズは現代的な感じがしました。フリッカーで色々写真みてたら。
とりあえず選んだFP4+はISO125と半端な感じとイルフォードの中では安かったのでチョイス。
ん~グレーが素敵ですね、バラでも見ながら午後ティーって感じですかね。
全体的に割高なのが貧乏モノクロマンとしては辛いところかな…。
トラディショナルな感じは一番強く感じました。
FOMA PAN100 CLASSIC
フォマはチェコのメーカーです。
一番の感想は「ラティチュードせま!」ですね。ラチチュードは露出の許容範囲ですね。
懐が浅いですね、こいつは。
あと、基本黒はぶっつぶれる。黒!べた塗り!って感じ。
ある意味面白いけど、常用にするのはちょっとキツイかなー。
曇った日にしか撮ってないんだけど、夏の日差しがキツイ時とか面白いかも。
しかし、黒べたべた。
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ふー長かった。
えーといいわけしておきますが、横の写真で統一したかったのと、できるだけ効果がわかりやすいのをチョイスしたつもりなので、写真そのもののデキはまぁ勘弁してくださいw
とりあえず、これからも使いたいなーと思ったのは、、、
フジアクロス100とプレスト400。
トライXとケントメア2種類。
か、なー。
もちろん、カメラやレンズとの相性、適正な露出、現像の調子などなど、色々なファクターがあって完成するので一概には言えないけども、、、、
「トライXをD-76で1対1希釈」
はテッパンですね。間違いない。ステキ。
ただこれがなぜか僕のコニカⅢaにはシックリと来ないんです。
この辺りの相性探しもまた楽しいんですよね。
とりあえず一通りの組み合わせなどは試せたので、これからは良い写真をたくさん撮れるようさらに精進していきたいと思います~。
そうそう、最近新しいフォトブログを作りましてね。
Panchromatic Yome Chronicle
ブラモトシの約4割を占める「嫁写真」を再構成して、写真だけで作ってこうと思ってるのでこちらもどうぞよろしく!