Snap #166 砂浜の足跡
ハッセルで撮る12枚目はいつも特別だ。
12枚は少ないと感じる時もあるけど、大抵は長く感じる。
息を一回吸って、本当にこれ?と自分に一度質問してから、シャッターを切るから。
だからライカとハッセルを同時に持ってあるくと、
テンポが違いすぎて、かなり戸惑う。
でも移り気な性格としては、割と嫌いじゃないんだな。
Snap #164 MiniLux × Presto400
写りには定評のあるライカミニルックス。
終始EV+0.5で撮ってたからか、ハイキーというより眠い感じ。
これまたデジタル補正。
思った通りのコントラストでプリントするには、
ネガの段階、撮影の段階で意識していないとやっぱり行けないなぁ。
ということで過去の現像と比べてみる。
FujiNeopan400presto SPD stock(8th) 20C 4.75min
FujiNeopan400presto SPD 1:1 22C 6min
AristaPremium400 D-76 1+1 18C 10.75min
TMX TMD 1:4 20c 8min
撮影条件が違うけども、最後のT-MAX400とT-MAXデベロッパーの組み合わせが一番好きというか、良いネガができていると思う。
総じてコダック系との相性が良さそう。
アリスタってのはTri-X互換なので、ほぼTXとして、今度はTXにするか。
あと、やっぱり条件。コントラスト強い日の方がそりゃコントラスト付くよねってもの。
あと、この時は曇りの午後、4時くらいか、AUTOで撮ったからおそらく1/125のF5.6位か。
無限遠に合っているから手前にピンがきてないんだな。
Avが可能なミニルックスなので、遠景メインの時は1/30のF11とかでも良かったかも。
AFが赤外線アクティブなこともあり、よく外す。それが原因かわからないけども、
スナップ時は絞りはF8以上に設定でもよいかも。
写真を焼きました
午前11時
まだ寝ていたい気持ちもあったけど、窓から差し込む光は「こんな日は出掛けよう」と思わせるのに
十分魅力的な光だった。
正午
いつもとは違う、海と逆の道を行く。
小川にぶつかったので、これに沿って行けば行き先を決めなくてもいいし、
いつでも撮りたいものに出会える気がした。
午後1時
120フィルムはあと3枚。
135フィルムがあと7枚といったところ。
今日はそれぞれ1本ずつと決めて歩いていた。
ただちょっとの欲があって、カラーネガを入れたコンパクトAFカメラも偲ばせている。
いつもの海に向かう。
午後2時
帰宅してオムライスを頬張る
午後3時
図書館に行く。
午後4時
液温は20.5℃を指している。
この時期が一番気を使わなくて良い。
クルクルと3本のネガが入ったタンクを回す。
午後5時
3本の細長いフィルムと2本と言ってよいか、短冊のような真四角のネガを吊るす。
午後6時
家族が遅い昼寝から起きた。
部屋に光が入ることもない。夜だ。
印画紙を数える。もちろんセーフライトの下で。
午後8時
ネガシートをライトボックスにかざす。
今日撮ったものから、数年前のものまで、
数年ぶりのプリントに見合ったコマを、じっくりと探す。
午後10時
赤い光の下で、白いバットに入った四角い紙をみつめる。
バットを波立たせてみたり、紙を揺らしてみたり。
午前0時
もういい加減にしようと思うが、あと少しだけ。
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数年ぶりのプリントは土台満足の行く出来にはならなかったけども、
久しぶりに写真を焼くっていう感覚が、
また撮りに行きたいな、という気持ちにさせたのでした。
Animals #3 再開とは言え
特別変わったことをするわけではないのですが、
写真を再開した、というニュアンスに近いわけです。
実際、以前、というかすでに昔、と言っていい位前は毎日毎日更新する
バイタリティがあったのですが、それはすでになく。
まぁそれはいいか。
写真というのは撮る楽しみの他に、選ぶ楽しみというのがあります。
そして次に出す、という、公開するというのも楽しみですが、
やはりこの選んでいる時がかなり楽しいです。
その日に撮った中での1番の1枚を決め、自分の中で納得をするという時間です。
それは説明的なものではなく、1日の1作品みたいのを決めて行くヤツです。
そんな写真に僕は「#」を付けてナンバリングして行っているのですが、
圧倒的に多いのはスナップってやつです。
スマホで見るとカテゴリーが出ないので、なんかイマイチ話が見えてこないのですが、
この「アニマルズ」シリーズは、ご存知の通りゲイリーウィノグランド先生の同名タイトルにあやかっています。
しかしその写真集は、イイ感じの値段なので、持っているわけではないのですが。
さて、これ「なんとかワラビー」ってやつで、それなりに大きいです。