ケヤ子とニャッパ
「ねぇ、ニャッパはどうしてみんなで生えてるの?わたしは一人ぼっちなのに…。うらやましいなぁ。」
「そんなことないよ!」「そんなことないよ!」
「ケヤ子ちゃんなんて、立派な鉢を独り占め」「独り占め」
「そっちの方がうらやましいよ。」「うらやましいよ。」
「こらこら、ケヤ子。人を羨ましがるんじゃない。」
「あ、シンパクじいちゃん。」
「ニャッパ達にはなぁ、彼らにしかできない使命を果たす為、こうしてみんなで力を合わせているんじゃよ。」
「ふーん。でもアタシもみんなと一緒がいいな。今度は一緒にしてもらおっと!」
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でもその後。
ケヤ子がぐっすりと寝てしまったころ、こっそりとニャッパ達は家の中へと向かうのであった。
自分たちの使命を果たす為に…。
お わ り。
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↑と、一人妄想にふける雨模様のベランダ。「あぁ30代前半も今日で終わりか…」とつぶやきながらも、こんなこと考えてる自分LOVE。