Leica minilux 「Summarit 40mmF2.4」 は優れたレンズだけど時限爆弾有り。
「絶対非演出主義」なんて言葉は今や昔。
いくらでも何度でもいじくれる世界でそんな時代錯誤なことは思わないけれど、やっぱりスナップ写真というのは「あるがまま」だから面白いし「いいなぁ」と思うんだなと、最近そう感じてます。
え?フィルター?はい、散々売っぱらったのにまぁ50~60枚はまだありますねw
ん?もちろんNDフィルターは2~400まで取り揃えております。
って、そもそも「フィルター」とか言ってる時点でおかしいよね。
僕はオリンパスの「ファンタジックフォーカス」はいいフィルター効果だなぁといつも思ってますからその点はまぁ別の話ってことでね。
ライカミニルックスは良いカメラだ。
M型ライカにも存在していない40ミリという魅力的な焦点距離
カメラを買うと言うよりも、搭載されているズマリット40ミリレンズを買うという気持ちにさせるのが本機の最大の特徴である。
~中略~
とにかくこのレンズの性能の高さは際立っており、ネガやポジを見るだけでミニルックスで撮影したことが判別できるくらいだ。
まず、何よりも階調の再現が豊かである。ハイライト部分でも調子が飛ぶようなことはなく、グラデーションがシャドー部分まで連続して細かく再現される。定番カメラの名品レンズ:赤城耕一著 より
- 作者: 赤城耕一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2000/08
- メディア: 単行本
- クリック: 6回
- この商品を含むブログを見る
はい、まずはなんといってもレンズが良い。
引用そのものでそのまんまですね。ライカ製の40ミリレンズというとライカCL用のズミクロンとM-ロッコールQFぐらいなわけで、そういう点でも貴重だぞと。
でもね、そんなことよりもやっぱり写りがいいですよ。
こういった明暗差のある場面での白→黒のグラデーションがなんといっても秀逸。
なんかもう「そう撮れるぞ」ということがわかってそういう場面で撮るってのは中々気持ちがよいものがあります。
ライカらしいコンパクトカメラ
ライカの出したAFコンパクトは何種類かあるんですが、このカメラはボディー関係がパナソニック。
レンズがライカ(とされてる、特に確証はないんだけど)。
その他にもフジやリコーのOEMカメラが数種あるんだけど*1、なんといっても操作性にライカらしい要素がある。
ゾーンフォーカスMFができることや絞り優先AEが可能なこともそう。
だけど、一番なのはオートローディングAFカメラなのにシャッター音も巻上げ音も非常に抑えられているのです。
ここがいい。300g以上ある重さに手首を痛くしながら持つだけのことはある。
そう、非常に「スナップ向き」のカメラなのだということなのですよ。
ただし爆弾入り。
実体験された方の声↓
Leica Minilux with SUMMARIT 40mm 最終章 - くまりんが見てた!Ver.X
ある日突然エラーがでて動かなくなるらしい…。
しかも、、、、、修理代がバカ高いらしい…。
今のところ僕のは快調ですが、最後の時がいつ訪れるかわからない。。。
まぁ電気式カメラはみんなそんなものだけど、それにしてはおしいのがこのレンズ。
Lマウントで出してくれない・・・よねそりゃ--;)
*1:以前ちょっと紹介したライカC11は完全にフジフィルム製