まさにその一瞬は闇の中~ハッセルでスナップを撮る~
忘れないうちにメモをしておくってのは上達の第一歩なわけだ。
ので、メモ。
12枚しか撮れないカメラで一発勝負のストリートスナップというのもなかなかスリルがあって面白い。
更にマニュアル機で動いてる物を撮るとなるとスポット測光もできないから経験と勘がものを言う。
まぁこれはあたり前なんだけど写真、特にスナップが面白くなるのは晴れた日の朝方と夕方。
さらに冬は空気も澄んでチリホコリがないからスキっとした写真が撮れるわけだ。
まずは晴天の休日に感謝。
時間は午後4時、日没まではあと1時間程度。
1時間あれば時速6キロで6キロ進める。
ただ実際に写真を撮りながらだと時速は2~3キロと行ったところになる。
あと2、3キロで何が撮れるか。斜めに入った陽の光、冬枯れの木々、走る人々。
方角は西向きに歩いてるので完全に逆光、背景の露出より1と1/3から2段は明るくしないと逆光だと厳しいかな。幸いフィルムはISO400。
EV15、メインの被写体はEV13といったところか。
ランナーはみんな進行方向にしか走っていないから逆向きに走ってくる自転車をメインにすることに決めた。それまでF11の1/250で撮影していたので2段上げてF8の1/125。
距離は無限遠で買ったばかりでフードもフィルターもないので木の枝を使ってハレ切り。
ちょうどよい木のそばに立って構図はOK。
ランナーをメインにしても良いけどかなり近くを走ってくれないとそこそこの大きさには撮れなそう。
そこで数人のランナーをバックにして予定通り正面からくる自転車を待つ。
で、一枚。
バシュっと音を立ててブラックアウト。さらにハッセルはミラーが復帰するわけではないので巻き上げるまでは真っ暗。まさにその一瞬は闇の中。
スナップには全然向かないけど思い出を封じ込めるには最良のカメラかもしれない。。。
で、結果・・・前ボケwww
DOF浅いな~^^;
後学の為にチェック。
プラナー80ミリで後端を∞にすると・・・最短は・・・7mww
それはボケますな~
F16まで絞ってギリ3.5m。
まぁ80ミリだもんそうよね。
F16で同じ露出を得るには1/30。これだと確実に被写体ブレですね。
だったらば完全にシルエットにしてしまうという手もある。
これならF16でなくてもOK、一段あげてF11の1/125。
でもやっぱりメインの被写体が真っ暗な雰囲気だけ写真は嫌なので、この場合の正解は、、、
今回の1枚も正解の1つだし、逆にシャッターの辺りを付けて3~4mに置きピンでもよかったか。
でも背景はパリッとだしたかったしね。
一段下げて後は覆い焼きって手もあったか。
とかまぁそんな感じです。