人間の視野とレンズの画角 / Voigtlander Urtla Wide-Heliar 12/5.6
ちょっと気だるい体に渇を入れて、とにかく新しく手にしたレンズを試したい一心で少しだけ散歩にいってきました。
とりあえず日が傾くのを待って16時に家を出てあても無くフラフラと北上。
ベッサLにスーパーワイドヘリアー15の4とライツミノルタにロッコール40の2。
前回12mmと35㎜が絶妙に取り回しが良かったのでちょっとずらしてみようかな計画。
結果はやはり良好で広く撮りたい欲求と、被写体メインの欲求が上手く満たされてこれもとてもよい組み合わせだなと感じましたね。
そうなると25と50とかも良いのではないかと感じでまた別の欲が沸くってな話ですがそれはまたいずれ。
それよりもやっぱりちょいと体調不良を背負ったままだったので、西日の中を歩き続けるのは結構コクで普段なら4、5時間平気で歩けるのに2時間もしたらもうきつくなってきて素直に電車で帰ってきました。
視野と画角
正常な人で、片目では鼻側および上側で約60度、下側に約70度、耳側に約90~100度と言われている。両眼がほぼ平面の顔面上にあるため、両目で同時に見える範囲が広い(左右120度)代わりに、両目が顔の左右に付いている他の動物と比べて総合した視野は広くない(左右180~200度)。
視野 - Wikipedia
ウルトラ12㎜の画角が121°、スーパーの15㎜が110°ということで、上記人間の視野角から考えると上下はもとより左右でギリギリ見える範囲。
ウルトロン28㎜で75°ということだから、上下を考えると28mmというのが人間がいっぺんに見られる範囲の限界なのではないかと。
そこで15㎜を覗いてみると確かに左右35°両手を真横から35°程度前にだした範囲が撮影範囲なんですね。で、これは集中して「全部見るぞー」と思って見られる範囲であって、日常的に見ている範囲ではないのではないかと思ったわけで、そうなると12㎜というのはもう本当いっぺんに見られる視野を超えてしまうわけなのですよ。
うん、すごいですね。
たまには真面目に調べたりするんですよ。
だから例えばこの写真だと、左の男性は気分的には本当隣を歩いてる位の距離だし、眼前の女性だって右前を通り過ぎるところ。
上の標識だって、本当頭上にあって見上げるくらいの場所にあるんだから面白いですよね~。
で、そうなると奥行きなんかはもう本当遠くの方に感じられるけど、これが意外とそうでもないのですよ。
今日は15㎜だったけど、だんだんとそんな理屈が頭で理解できてくるとファインダーなどちょっとした確認用の窓であってそんな不思議な視野角が自分のものになってくるのだなーと思ったのです。
それを利用すると近くのものを撮っても背景とのバランスが視覚とは全然別のものになってくるから面白いんですね~
別々の画角をいっぺんに持つ。
さて、とりあえず難しい話は苦手なのでこの位にしてとにかく「とっても広い範囲が撮れる」のと「目の前の範囲が撮れる」二つのレンズを持ってると中々便利だぞと。
で、僕はレンズをガチャガチャ付け換えるのは面倒なので小さいカメラで負担なく2台持っているとこれがすんごい便利なんですね。
欲を言うとこれにズームコンパクトデジカメでも持ってると記録用にもよさそうだし、この3台なら小さいバックでも余裕で入るし。
??高性能ズームコンパクトデジカメ~??
また物欲か…。