ぶらフォト #111 息子と海辺を散歩 50mm編
ライカ史上一番人気のない(って言われてる)僕のM4-P。
それでも僕は気にいっていて、買った時に赤ほっぺに貼った黒いテープが、
最近剥がれました。手に入れてから何年経つんだろ。
75mmと28mm、50mm。
使わなかったけど12mmのスーパーワイドヘリアーも持って、
息子と真昼の海辺をテクテク隣町まで。
海辺にはサーファー 画になるよサーファー
僕のレンズズミクロン 潮風が気になる
思わず作詞作曲してしまったが、
それくらいウキウキする状況「浜辺にサーファー」があらわれた。
海辺で広角を使っていると「海は広いな大きいな」ということはわかるのだが、
それ以外の何物でもなくなる。かといってエーイって近寄るのはためらわれる。
そんな時は海と一緒に画にしてしまう作戦だ。
最後の1枚は、海にそそぐ水流に、ポツンと立っているカモメを撮った。
なにか平面的で、地層の中に埋まった化石みたいだったから。
息子も「うーん」とか言い始めた。
さすがに6キロ近く歩いてきたから疲れたんだろう。
親父はまだ少し物足りないくらいだったけど、ちょうど駅へも近いので、
ここで線路を目指すことにした。
無言でトボトボ歩くから「おんぶしてあげようか」と声をかける。
帰りの電車はあっという間。3分で元の位置まで戻ってきた。
「お母さんにパンでも買って行ってあげようか」
こうして僕たちの72枚の冒険アドベンチャーは幕を下ろすのだった。
完。
あ、あと12ミリは使い所なかったわー。
本格的に「海は広いな大きいな」なんだもん。