カラーフィルムの思い出
初めての1人暗室プリント。
息つく間もない3時間を終えた後、目黒から学芸大学駅まで散歩した。
京急まぐろ切符でいった三崎。
懐妊発覚後、初めてのお出かけだった気がする。。。
黄色い思い出。
そんな三崎からさかのぼること一年前。
僕らは葛飾柴又からテクテクと写真散歩にでかけた。
最後は雨に降られて猛ダッシュ、と言いたいところだが足がもつれて・・・。
見事に濡れてしまったカメラからはこれまた濡れたフィルム。
「一応やってみますが・・・」の現像結果がこれ。なつかしい。
はじめての暗室プリントの一週間前。
僕らは晴海ふ頭にいた。
久しぶりに会って写真散歩。
そして、埠頭の客船ターミナルで。。。はぐれた。
1人で登る展望台。誰もいないw
ライカとモノクロは緊張感が違う。
ゆくゆくは作品となるかもしれない僕の感性の一番とがったところ。
それに対してカラーネガは押すだけで撮れるカメラに入れて、きままに撮る。
撮り終わるまでも時間がかかるし、撮り終わってからもなかなか日の目を見ない。
時間がかかる。
けど、楽しいのだ。
そんな気分で思い出のカラーネガを一年で二回くらい現像している。
今日のレンズ:エルマリート28㎜3rd
最近夜のウォーキングにE-P1をよく持ち出してる。
ノクトンクラシックを借りたよ - ブラ○モトシⅢg
我が家で一番明るいレンズはF1.5 - ブラ○モトシⅢg
今日はエルマリート28㎜3rd。
3rdは第三世代という意味で、それまでの製造地ドイツではなくカナダ製、さらに鏡胴がくびれていたところがズドーンとずん胴になってしまった。
それだけに人気がエルマリート28ミリの中でも一番低い。
ただし写りは悪くない。
現代的レンズになりきれてない丁度よい所でカラーもモノクロも良いノリを見せてくれる。
ただ若干個体差なのか、コントラストが強くないので(弱くもない)少しコントラストを気にしてあげると「おお!」という結果が出る。
湾曲収差を感じたことはない。
コマ収差はほーんのりと感じるがそもそも通常開放で撮ることがないので気にならないのだ。
今回初めてF2.8のみで撮ってみたけどもいやらしいところがまるでない。
ピンの端もキリキリとしないで好みだ。
撮り比べ
いつもの道なので先日のノクトンクラシックと撮り比べ。
画角の差はもちろんあります。35ミリ換算70ミリと56ミリです。
ノクトンクラシックは積極的に画作りができるレンズだと思う。
なれてくるとこの世界観が脳内に反映されて、あらゆるオブジェクトをクラシックの世界に置き換えてくれるそんな魅力がある。
対してエルマリートはこれという特徴がない。
特徴がないのは非常に洗練されているということで、階調の豊かさなだらかさ、気になることがないのだ。少し古いレンズから比べると豊富なグラデーション、逆に現行レンズと比べれば若干の古臭さを残している。
逆に言うと中途半端。良く言うとユーティリティープレイヤー。
このレンズのおかげでこれまで何本もレンズを持ち歩いていたのをすっかり止めるきっかけができた。