ブラ○モトシ

ISO400 F8 1/125

ブラ○モトシ 総集編 「坂道を撮る!」その2

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ブラ○モトシ 総集編 「坂道を撮る!」その1 - ブラ○モトシ
その1に続いてその2は第5回から第8回までを振り返り~
来年の坂道撮りに生かして行きたいと思います。

ところで、ジャンクションは解りやすいんですが坂道はいまだに
「ん~なんか良さがわかんないね。」と嫁に言われておりまして、ジャンクションと同じくらいに一目で「いいね!」ってなるような写真を撮れるようになるのが目標。

目指せヒルフォトグラファー!
ブラ○モトシ 坂道編一覧

第5回 文京区 播磨坂

2012/4/12 いろんなカメラで撮っとく! lomography Super-samplar

ブラ○モトシ 坂道編 vol.5 文京区 播磨坂 - ブラ○モトシ
播磨坂

桜満開の4月。
桜⇒坂と言えば…播磨坂!
坂全体が桜並木と遊歩道で構成されている播磨坂は、普段は何気ないただの道だけど、この時だけは別!
どんな画が撮れるかわからなかったから、デジイチ・トイデジ・トイカメラと色々装備していった。
その中で選んだのがロモグラフィーのスーパーサンプラーの一枚。
2秒間に4枚の写真が撮れるトイカメラなんだけど、女の子と桜並木、石畳が不思議な雰囲気で撮れた。
この記事冒頭の1枚も同じ播磨坂なんだけど、やっぱりこっちの一枚を選んだなー。
狙っては撮れない一枚。未だにお気に入りです。

第6回 港区 狸穴坂

2012/7/19 RAW現像で不思議空間に! Pentax k-x × S-takumar 28/3.5

ブラ○モトシ 坂道編 vol.6 港区 狸穴坂 - ブラ○モトシ
2012_07_19 14_14_02のコピー

なんとなく撮るだけだとただの道にしか見えない坂道。
写真だけでこの魅力を伝えるには所々を抑えて順番に見せることもできるんだけど、それではただの記録写真にしかならない。
そこで考えたのがその坂の一番の見どころを探すこと

狸穴坂はその昔、狸が出るという洞穴が坂下にあったといういわれのある坂。
その昔はきっと鬱蒼としていたに違いない坂を表現するのに、坂途中にある少し昔の一軒家にスポットを当ててみた。

大使館が立ち並ぶ閑静な地域。
うっそうと気が茂る民家に狸穴らしさを出してみた。
RAW現像で色彩を極端にグリーン寄りに、青味を減らす。
そうして不思議空間を演出してみた。

実はこの一枚。
右下に工事用のカラーコーンが写っていたのでカットした。
色彩を上げた写真にビビッドなカラーコーンが一本写っているだけで急に現実味を帯びてしまうから。

第7回 港区 道源寺坂

2012/7/19 三脚でローアングル撮影 Pentax k-x × S-takumar 28/3.5

2012_07_19 13_00_41_道源寺坂

この坂道については事前に調査していたので、おそらくこんな写真が撮れるだろうと思って臨んだ。
ここは坂道の一番上の部分なんだけど、後背に広がる高層マンションと少し取り残されたような寺の対比を収めるにはかなり地面すれすれで撮る必要があったので、三脚を地面ギリギリまで下げて撮った。

焦点距離は40㎜。もっと広角で撮っても良かったけど湾曲が気になると思うからこれはこれでよかったのかも。

空は青かったけど、かなり照り返しのキツイ真夏だったから空の色は犠牲にした。
もう少しの工夫でもっと良くなったと思うのでまた撮りたい、そんな坂。

第8回 港区 我善坊谷坂

2012/7/19 理想に近づけるには画像合成もやむなし! Pentax k-x × S-takumar 28/3.5

P-2012-0719-pentax-kx-我善坊谷坂-180

一面に広がる巨大マンション。
そしてその下の取り残されたような湾曲した坂道。
ここも構図はすでに決まっていたのだけれど、動くものがないと幾何学的に写ってしまう気がした。
坂にはやっぱり人が必要なのだ。

そこであまり人通りがないこの坂で、誰かが通る度に一枚ずつ、十数枚撮った。
その中で一番構図、光の感じが良く写っていた一枚をセレクトしたんだけど、残念ながらそこには人が写っていなかった!

そこで、ほぼ似たような構図で撮った中に歩いていた男性を切りぬき、この一枚に貼り付けた。
理想的な一枚の完成!

左の民家の土塀の色も苦労させられた一枚。


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この7月の麻布付近を巡ってから、大きくスランプに陥った…。
巡る坂巡る坂、何かググっと来るものがない!

坂を撮り始めて半年で40近く東京の坂を上ったり下りたりしてみたけれど、坂の魅力には大きく3つのポイントがある。

一つ目は景観。
上った先の見晴らしでも良いし、上り途中の周りの雰囲気でもいい。
何かこう昔を感じさせる、そんな景色が欲しくなる。それがあれば、そこはもう良坂。

二つ目は傾斜や湾曲、坂自体のルート。
大きく傾斜している、途中で斜めに曲がりあがってる、エス字坂道…などなど。
坂そのものが特徴的な坂。上っていて楽しい!
きつい坂は昔の人もきつかったに違いない、曲がりくねって先が見えなければ昔の人もきっと不安に駆られたに違いない。そう思えるような道筋があれば良坂になりうる。

三つ目は歴史や云われ。
近くに有名な大名の屋敷があったとか、高名な文学者が名付けたとか。
名前の由来が面白い坂もあれば、3つも4つも名前がある坂もある。
名前は普通なんだけど、近くに歴史的名所があったり、、、他とは違う何かを探すのも良坂探しの楽しみ。

そんな中で色々選んできたけれど、港区と文京区に良坂は集中している!
未だ未開拓の坂を求めて2013年も歩くのだ!上るのだ!下るのだ!

とりあえず新しいスニーカーがほしいです。