ブラ○モトシ

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ブラ○モトシ 日光街道編 四日目 小山宿~宇都宮宿#3 雀宮から宇都宮宿到着!

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日本橋から100キロポイント

【あらすじ】

2014年8月お盆にスタートした日光道中。1月は小山まで歩きましたので2月冷え込みの合間の暖かい日を狙っていざ宇都宮目指して出発です!
小山→新田→小金井→石橋、本日の三宿目石橋宿を後にして残るは雀宮宿、宇都宮宿!
石橋で昼食たくさん食べていざ残りの15キロ!

東海道編】
一日目 日本橋 » 日本橋~品川宿 » 品川~青物横丁 » 鮫洲~梅屋敷 » 蒲田~川崎宿
二日目 川崎宿~鶴見 » 鶴見~生麦 » 生麦~神奈川宿 » 神奈川宿 » 浅間町~保土ヶ谷宿 » 保土ヶ谷宿~戸塚宿
三日目 戸塚宿 » 戸塚宿~藤沢宿 » 藤沢宿~辻堂 » 辻堂~平塚宿 » 平塚宿~大磯宿
四日目 大磯宿 » 大磯宿~国府津 » 国府津~小田原 » 小田原宿 » 小田原宿~箱根湯本
五日目 箱根湯本~須雲川 » 須雲川~畑宿 » 畑宿~箱根宿 » 箱根宿 » 箱根宿~山中新田 » 山中新田~三島宿
日光街道編】
前夜祭 日本橋~千住宿
一日目 千住宿~ » ~草加宿 » 草加宿~ » ~越谷宿 » 越谷宿~粕壁宿
二日目 粕壁宿~杉戸宿 » 杉戸宿~幸手宿~栗橋宿
三日目 栗橋宿~中田宿 » 中田宿~古河宿 » 古河宿~野木宿 » 野木宿~間々田宿~小山宿
四日目 小山~新田~小金井 » 小金井~石橋 » 石橋~雀宮~宇都宮


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下古山一里塚◎24里目

石橋宿を後にすると日光街最大の難関が立ちはだかります!
そう、なんもない国道歩きです。
ここ下古山一里塚はもちろん現存などしていません。推定一里塚です。距離的にここだろうというところですね。
ただ今回の旅まだ余裕があるのかここでこの交差点手前にあったハードオフ(リサイクルショップ)に寄り道です!もちろんカメラを物色…。
結果何もなかったですが、気分転換にはなりましたw
たぶん2月なのに気温が15度近くあって体が冷えないことが快調の理由と思われます。


この交差点先には「当たり前田のクラッカー」で有名な前田製菓がありました!
僕小さい時から誕生日会で使うアレだと思ってましたが、サクサクする方でした^^;
まぁ敷地があるだけなんですが、杉戸で出会ったワサビーフに近い感動でしたw

さぁここからが勝負です、まだ時刻は13時半。宇都宮では焼きたての餃子が待ってます!


ここらで上三川町に入りました。
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日光道はほんの少しだけ上三川町に入るのですが、ここの地名が「鞘堂」。
おそらくその名の由来であろう「鞘堂地蔵尊」が右手にありました。

鞘堂地蔵尊は、1380年小山宇都宮合戦の戦死者の鞘を埋めてそこに建てられた地蔵尊だそうです。
小山・宇都宮合戦…知らないな--;)
時代は南北朝。教科書では京都や奈良のことしか出てきませんが、その頃の関東が群雄割拠の時代。
この地では宇都宮氏と小山氏の間で大規模な合戦があったそうな。
宇都宮基綱を破った小山義政は鎌倉公方足利氏満の不興を買い一旦は討たれるも再興し・・・。
という下野の歴史があるのです。
勉強になるなー。

いったん下野市に戻りまして、

ついに宇都宮市に突入!ただまぁ小山市の時もそうでしたが、これ一番はじっこに到達しただけだからね。


左手に自衛隊の駐屯地が見え始めました。
茂原駐屯地、陸自のようですね。
この先にも、駐屯地がありますがそちらは北宇都宮駐屯地というそうですが、どうも別施設で関係はないようです。

雀宮一里塚◎25里目


下古山一里塚に続いてこちらも推定一里塚です。
だいたいここだろうという所ですね、雀宮五丁目付近です。
宇都宮市に入って雀宮の街に入ると結構栄えてきたなーという印象になります。
しかし、中途半端な栄え方は街道歩きをただの街歩きにしてくれます。
うーん--#)

雀宮宿


安塚街道入口交差点が宿場の南口です。
ここも石橋宿と同じであまり遺構はありません。

あ、あそこは脇本陣跡ですね、なんか修理してるようですがきちんと注意してみているとそこここに遺構があったりします。


宿並を進んで行くと雀宮神社がありました。雀宮の名の由来にもなってます。こじんまりとしたスズメサイズの神社です。
ここでしばし休憩。神社を出て歩きはじめると。。。
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ありました!!東京から100kmの標識。
国道四号の100キロなので歩いてきたルートとは違うのですが、目安にはなります。
それからなんか嬉しいです!う~ん100キロ!

さて、こうなったら一気に宇都宮まで行ってしまいましょう。

江曽島一里塚◎26里目


お次の一里塚はこれまた現存せず。。。
一里交差点付近と推定されます。
東武宇都宮線江曽島駅からは結構離れています。しかし何度も言ってますが日光道は一里塚の現存率低すぎ!


さて、少し進みましてついに国道四号とおさらばです!
ここから終点鉢石までは119号線に変わります。
そしてここは奥州道との追分でもあります。

宇都宮宿到着!


さらにその先、Y字路に地蔵堂があるところから119号を離れて地蔵堂通りに入りました。

東武宇都宮線ガード辺りが宇都宮宿南木戸だったそうです。
ついに宇都宮宿到着です!
しかし、さすがは宇都宮。城下町でありながら二荒山神社門前町でもあったわけですからかなりの規模だったようです。
距離だけで2.2キロ。小じんまりした宿場が多い日光道では千住宿に次いで大きな宿場です。
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南木戸をくぐったところで時刻は16時30分。
本日の日没予定時刻は17時17分。
残り45分!急ぎます。


ガードをくぐった先に「蒲生君平勅旌碑」がありました。
蒲生君平は宇都宮出身の儒学者でゴリゴリの尊王論者。
それじゃあ天皇の墓を調べようってことで「山陵志」という書を著わすんですが、彼が「前方後円墳」って初めて書いたそうです。
前方後円墳の生みの親!ってそれは違うか^^;
時間もないのに読んじゃいました。さて先を急ぎます。


さすがに日も傾いてきました。
宿場内にはたくさんの寺社が点在し、中には戊辰戦争旧幕府軍・官軍の兵士の墓がある寺などもあって見どころも多いんですがやっぱり時間がないので急ぎ足です。
戊辰戦争のおり宇都宮は戦場になりました。小山、宇都宮にはじまり壬生、日光にも飛び火し結局は敗退した旧幕府軍が北へと退きます。
宇都宮の戦いの遺構などもたくさん残っていることでしょうから、そういったところも気になる宇都宮なのですがとりあえず今回の目標は「日暮れまでに宇都宮」です。重たい足を引きずってがんばります。

地蔵通りから蓬莱大黒通りに入り、材木町通りに入りました。今回はここでゴール!!

宇都宮宿の丁度中心にあたるところです。
なんとかギリギリセーフで東武宇都宮の駅へ。
駅前で念願の餃子とビールをいただきました、うんまい!

日光東照宮もだいぶ射程圏内になってきました。
というところで四日目終了。

次回五日目につづく

東海道編】
一日目 日本橋 » 日本橋~品川宿 » 品川~青物横丁 » 鮫洲~梅屋敷 » 蒲田~川崎宿
二日目 川崎宿~鶴見 » 鶴見~生麦 » 生麦~神奈川宿 » 神奈川宿 » 浅間町~保土ヶ谷宿 » 保土ヶ谷宿~戸塚宿
三日目 戸塚宿 » 戸塚宿~藤沢宿 » 藤沢宿~辻堂 » 辻堂~平塚宿 » 平塚宿~大磯宿
四日目 大磯宿 » 大磯宿~国府津 » 国府津~小田原 » 小田原宿 » 小田原宿~箱根湯本
五日目 箱根湯本~須雲川 » 須雲川~畑宿 » 畑宿~箱根宿 » 箱根宿 » 箱根宿~山中新田 » 山中新田~三島宿
日光街道編】
前夜祭 日本橋~千住宿
一日目 千住宿~ » ~草加宿 » 草加宿~ » ~越谷宿 » 越谷宿~粕壁宿
二日目 粕壁宿~杉戸宿 » 杉戸宿~幸手宿~栗橋宿
三日目 栗橋宿~中田宿 » 中田宿~古河宿 » 古河宿~野木宿 » 野木宿~間々田宿~小山宿
四日目 小山~新田~小金井 » 小金井~石橋 » 石橋~雀宮~宇都宮